友達との恋バナをする際によく驚かれるのがこれ。
私が今お付き合いしている人とはよく手紙の交換をしています。しかも手渡しではなく、郵送。
ラインや通話でスピーディーに会話の内容が変わる時代、あえて手紙を郵送するというのが私たちにはすごく会っていました。わざわざ話題には出しづらいけど伝えたいこと、別に返事はいらないけど確実に知っていてほしい事って案外あるものです。
きっかけは私が文通に憧れを抱いていたことでした。その話を聞いて「相手が俺じゃダメなの」と彼が言ってきて、じゃあやってみるかとなりました。頻度は決まっていませんし、返事がいつ来るかも楽しみの一つ。内容とタイミングにギャップがあるのも、興味深く感じます。
中身は、この前○○してくれたのすごい嬉しかった、あなたのこういうところがいいところだと思う、というような日頃の感謝や伝えきれなかった気持ちの時もあれば、コロナに感染した相手を心配する手紙や、過去の苦い思い出話やちょっと話しにくい話題を口頭でした後、自分なりの解釈や相手への思いを再度まとめたものもあります。
これを始めてよかったことは、お互いの気持ちや考えていることが整理されて送られてくるので理解しやすい事、素直な気持ちを表現しやすい事、手紙を書くための時間を確保してくれたことを嬉しく感じられること。今お付き合いをしている人は、面と向かっては素直になりにくい人で、わざとかまってもらえるような発言をしたり、意地を張ったりするところがあります。でも根っこは優しく、寂しがり屋で、失うことを誰よりも恐れる人です。その気持ちを言葉よりも、文字で表現するほうが上手なようで手紙を交換することのほうが今の私たちにはしっくりきたようです。手紙のやり取りをする前は喧嘩も多かったですし、きつい言葉に悲しい気持ちになる日もありましたが、やり取りをするようになってほどなくして直接の会話も柔らかくなり、こんな風に考えていたんだ!を理解することもできて、お互いが心地よく過ごせるようにそれぞれ工夫できている感じがします。
大好きなのになにかコミュニケーションに違和感がある、なんか相手の意図を理解しにくい、そんな風に感じたら手紙を始めてみてはいかがでしょうか?ラインと違い、焦るような気持ちで既読を待つこともなく、相手に返事を期待するわけでもなく、自分の気持ちを知ってもらうための手紙。もちろん返事が来たら嬉しいし、交換するようになったら自分たちの心地よい頻度でやり取りしたらいいと思います。便利な時代だからこそ、一度手紙の良さにふれてみてはいかがでしょうか
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