Netflixで「461個のおべんとう」をみました。その中で、好き嫌いせず色々食べることは視野を広げること、その分世界が広がるんだというようなセリフがありすごく共感しました。
私は食べることが大好きですが、新しくできたレストランや旅先の名物など自分の食べたことないものを食べに行くのが大好きです。私の父も同じようなタイプで、私の母は自分が好きなお店に何度も行きたいタイプ。
私の家族はもともと外食が好きなので、父の「気になっているレストラン」に行ってみようというなることが多いです。その中で、エスニック料理や創作料理など少し変わり種のご飯もよく食べに行きます。そのたびに、母は「父は新しい味を教えてくれる」と言います。そんな母はエスニック料理を食べに行くと料理が来るまでそのレストランのインテリアに着目しています。こんな柄のテーブルがあるんだ、とかこのお面何に使うんだろう、あそこに飾ってあるのは何の飾り?など、料理が来たらお皿の形や野菜のカットを楽しんだりします。先日母方の祖父母と一緒に食事に出かけました。私の祖父母はあまり外食する習慣がないのですが、一緒に食べた鴨鍋について「こんなにカモのお鍋がおいしいだなんて!自分たちでは知ることもなかっただろうし、来れなかった」と感動していました。80近い人たちが新しい味に出会い、感動するのを見て、この人たちの中でまた新しい価値観が生まれたのだろうと思います。食に興味を持ち、「またおいしいところがあったら行ってみたいから教えてね」と言っていました。
こんな素材があるのか、こんな調理の仕方があるのか、こんなマナーがあるのか、こんな味があるのかという発見は文化的背景を知りたくなったり、その国や地域に足を運んでみたくなったりします。場所の写真を見るだけでは視覚しか刺激されませんが、食べ物を通せは視覚、味覚、嗅覚、触覚、で感じることができ情報量は明らかに多いのです。
ちなみに私が祖父母といったお店はおさ亭という横浜中華街のすぐ近くにあるお店です。鴨鍋といっても最初からカモ肉を出汁にドボンと入れるようなものではなく、カモの皮の油で野菜をいため十分に味わってから出汁を投入して鴨ロースをしゃぶしゃぶする。最後は私たちは雑炊にして最後の一滴まで堪能しました。
食べることは世界を広げること、いつものお店でお気に入りの定食を満喫するのもよいけれど、たまには新しい場所で新しい味を試してみては?
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