10歳の時私は卵巣嚢腫で手術をしました。
当時、生理もまだ来ていないのに私は卵巣嚢腫になり、腹腔鏡で問題のある部分だけを取り除き卵巣は残す手術でした。
発見から手術まで
手術に至る前までのお話。ちょっとおなかが痛いことが増え、下痢になり、出ると治るそんな時期がありました。小児科で見てもらっても毎回風邪。知り合いが「もしかしたら婦人科かも」と教えてもらっていた矢先、夜中に強い腹痛があり夜間の緊急外来を受診し入院。卵巣が腫れていることが発覚し、別の大きな病院を紹介されました。
小学生なので、婦人科の病気でも内診ができず、超音波や肛門からカメラをいれたりしました。どれだけ調べても卵巣が腫れて8センチほどになっていて捻転する可能性があること以外分からず、良性か悪性か腫れている中身は何なのかは手術するまでわからない、という結果でした。
捻転すると激痛で最悪の場合卵巣が壊死してしまうことや、そもそも普段から割と強い腹痛にすでに悩まされていたことから手術が決定。当時はまだ珍しかった腹腔鏡手術になりました。当時の技術では腹部に3センチほどの跡が残ると言われました。し、その通り残りました笑
でもビキニを着てもダイジョブな位置ですし、少し癒着は残りましたが生活に支障はありません。
術後
1週間くらいは入院しましたが、特にその後問題はなく、半年おきに婦人科を受診していましたが数年で経過観察が終わりました。不安でしたね当時は。本当は個室でも親が寝泊まりすることはできなかったのですが、私の時は特別なケースということで親も泊まれるように病院がOKしてくれました。母は狭い担架のようなベッドだったので気の毒に思いましたが汗 そのおかげで気がまぎれ入院生活を乗り越えることができました！母も当時を振り返ると、病気自体は不安だったけど個室だったし楽しい時間だったよね、とたまに言っています。同じように小学生で何かの手術をする際には親も宿泊できるかもしれません、病院と相談できれば子供の不安も少しは軽減されるかと思います。
わたしはこの時左の卵巣を手術しましたが、その10年後二十歳の時に今度は右の卵巣嚢腫の手術をすることになります。もう体質なのでしょうね。
生理が来ていない子供でも卵巣嚢腫にはなります。世の女の子を持つお母さんにはぜひ覚えておいていただきたいですし、皆さんに定期的に婦人科に行く習慣をつけてほしいと思います。もしおなかが痛いなと思ったら、経血に違和感があったらすぐに相談してください。私の2回目の卵巣嚢腫も定期健診で見つかりました。早く見つかれば、対策も沢山あります。婦人科がもう少し身近なものになることを祈ります！
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