20代から意識する生前贈与・親の終活

お金の話

年末になるとお金の話が多くなります。年末調整はじまるね、ふるさと納税満額やった?、節税対策、NISAの改定。我が家も例にもれず、お金の話になりました。

特に今年ホットになったのは遺産相続。今年、同居していた祖母が亡くなり遺産関連の整理を父がしていました。そのことがきっかけで両親の終活や両親→私への遺産相続についても話題に上がるようになりました。

そもそもお金の話は普段からよくする家族ではあります。ただ自分たちの資産残高がいくらか、という具体的な話ではなく、私はこうやって運用を始めた、Youtubeでこういうお金の管理の仕方を見た、ETFは買ったほうがいいのか、複利の力ってすごいらしい、どこどこの配当もらったわとかその程度ですが。

今回は両親→私への話なのでタイミング的にはまだ少し先にはなりますが、生前贈与や暦年贈与の考え方や生前贈与をするなら契約書を毎回書いておいたほうがいいらしい、などの調べ学習をしました。今の私のお金の管理の構成や、私が受け取ったらどんな口座で管理すべきか、運用すべきか現金で持っておくべきか。そんな話をしました。

皆さんのおうちではどうでしょうか?お金の話がタブーなお家もあると聞きます。親のお金を当てにするな、とかそんな不謹慎な!という人もいるみたいですが、家族に何かが起きた時、何を確認すればよいか、遺産相続が発生する場合家庭内で争いが起こらないように配分について話し合って置いたり、それぞれの状況について知っておくことは悪い事じゃないのかなと私は思います。ちなみに遺産相続は相続の金額が少ないほど揉める傾向にあるようですよ。うちには相続ってほどお金ないよ、って思っている方、一度家族と自分たちの将来の一環として話してみてくださいね。

私の祖父母は全く終活をしていない人でした。本人たちにとっては思い出だったり大切だったのかもしれませんが、最後の2-3年は認知症だった祖母。大切にしていたのであろうネックレスや指輪はバラバラに保管され、着ようととっていた新品に近いの服はタンスの奥に、よく着ていたのは肘に穴の開いたニット。祖父が亡くなって何年もたつのに、祖父のものがそのままおいてあったり、祖父が管理しているもののことは何も知らなかったり。年金手帳が見つからない、など。父は祖父が亡くなった後、祖母が亡くなった後、2段階で大変そうでした。

私の両親は段階的に終活を始めるべく、お墓を手放すことから始めました。もともと一族のお墓は遠方にあり、大して手入れもされておらず、私自身も墓参りに入ったことがありません。そんな墓を持っていても仕方ないよね、という気持ちと父自身が散骨希望のためです。というわけで、祖父母も海で散骨になりました。もちろん手続き等は別途必要ですが、お墓の管理料のように継続的なものではありません。もちろんお墓を持つことに意味を感じていたり、先祖の存在をより強く意識することはできるでしょう。ですが、我が家ではいらないよね、そんな決断です。どんな結論になっても正解はありません、一族が納得できる終活、相続を。

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